日本アフリカ高度人材キャリア形成の事例:横河電機株式会社(1)
あしなが育英会の支援を受けて日本の大学に留学され、2024年4月から横河電機株式会社で活躍されているアフリカ出身のお二方に、留学の経緯やキャリア形成、現在のお仕事について寄稿いただきました。
イジキル カイネシ氏
私は2011年の地震をきっかけに日本に関心を持ち、その復興に向けた力強さに深く感銘を受けました。2018年には、あしなが育英会の奨学金を頂き、2019年に来日しました。1年間の日本語学習を経て、東京国際大学にてデジタルビジネスとイノベーションを専攻いたしました。資源が限られた日本の成功に感銘を受け、ビジネスと技術の分野で日本とアフリカの架け橋となることを志すようになりました。今年2024年4月には横河電機に入社し、横河を通して日本の技術をアフリカに広めることに日々情熱を注いでいます。
Ezekiel Kainessie、東京国際大学卒業、シエラレオネ共和国出身
イヴィス ペテモヤ クリントン氏
私は1999年にコンゴ民主共和国で生まれ、日本についての情報が限られている環境の中で育ちましたが、高校時代にコンゴのインフラが日本の技術で作られていることを知り、日本に興味を持つようになりました。2018年、あしなが育英会の奨学金で日本に留学し、日本語の習得、インフラの重要性、恩送りの精神を学びました。特に、日本の技術を母国に役立てたいという思いが強まり、今年2024年4月に横河電機本社に入社しました。現在は、将来、ビジネスを通じ、アフリカのプロセス産業の発展のみならず、アフリカの社会に貢献できるよう、情熱を持って取り組んでいます。
Yves Petemoya Clinton、福井大学卒業、コンゴ民主共和国出身